「さあさあ お立会い、ご用とお急ぎでない方はゆーっくりと
聞いておいで、見ておいで。・・・」
筑波山ガマ口上保存会の一員、口上士「筑波 太陽」として、
地元のお祭り等でガマの油売り口上の実演をしています。
さかのぼれば約400年前、大坂冬の陣に徳川方の軍医として
従軍した、筑波山神社の住職 光誉(こうよ)上人が、戦場で
傷ついた武士の傷薬として使い、その効果が大きな評判に
なったのが始まりとされる「ガマの油」。
その約150年後に、筑波郡永井村(今の土浦周辺)に生まれた
永井兵助(ひょうすけ)氏が、「ガマの油」で商売をして
みようと思い立ち、いわばセールストークとして考案したと
いわれている「ガマの油売り口上」。代々、地域で伝承され、
今では地域を代表する伝承芸能のひとつとして、「つくば市
認定地域無形民俗文化財」にも認定されています。
現在、筑波山ガマ口上保存会 名人 大久保勝弘氏が第21代永井兵助を
【口上士「筑波太陽」の口上演技 @筑波山梅まつり2024】
小菅透氏撮影 Youtube動画 「茨城県つくば市に伝わる「ガマの油売り口上」
第21代永井兵助 大久保名人によるガマの油売り口上演技
@2023年2月 筑波山 梅まつり
筑波山ガマ口上保存会メンバーによる口上実演
@まつりつくば2024 図書館前ステージ
筑波山神社境内にある光誉上人五輪塔
「つくばねの峰より落つる男女川(みなのがわ) 恋ぞつもりて淵となりぬる」
(陽成院 百人一首)
四六のガマが棲んでいる、関東の名峰は紫峰筑波山のふもと